政策②「教育」

2022年5月19日

今日はこの度の選挙戦にあたり、政策についてお話したいと思います。
動画を制作しましたので、よろしければこちらをご覧ください。

文字起こしもしましたので、テキストで読みたい方は、下からどうぞ!

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皆さんこんにちは。

石巻市議会議員候補の都甲 マリ子です。
日曜日から始まりました市議会議員選挙も本日で4日目となりました。

今回の選挙選は、私が妊娠中ということもあり、直接街頭でお話する機会が限られているので、代わりに動画で皆さんに私の訴えをお伝えしたいと思います。
よろしくお願いします。

教育について


今日は昨日の続き、教育についてお話ししたいと思います。

石巻市の学力の問題については、普段、特別教育に携わることのない方でも耳にしたことがあるのではないかと思います。
小中学生を対象にした学力調査では毎年石巻市は全国平均・県平均を下回っています。
近年では少しずつ平均に近づいているようではありますが、まだまだ学力のレベルは低い状況にある、と言わざるをえません。

例えば高校受験を考えた時に、石巻市内には7つの公立高校がありますが、入試における得点の平均とされる偏差値50のラインを超える高校は石巻高校1校だけで、他の高校はその数値を下回っています。

1つの自治体に7校も高校があるのは、宮城県内では仙台を除いて他になく、石巻の学生は自分の興味に合わせて複数の高校を選ぶことができます。

しかし、一部を除いた高校は毎年定員割れをしていて、学力は徐々に下がり、子どもも減っていますから、いずれ統廃合を検討しなければいけない状況になるでしょう。

このような状況において、石巻の未来の人材を育成する教育改革は急を要すると考えます。

①教員負担の軽減

学力向上にあたってまず考えなければならないのが、教員の負担の軽減です。
近年では小学校での英語やプログラミングの授業の必修化など、教える内容が多様化する一方で、課外活動の指導など授業以外の負担が大きく、また価値観や生活スタイルの多様化で学級の運営も難しくなっているために、コミュニケーションに多く時間を割く必要がありますが、その時間が十分に取れていない現状があるかと思います。

そこで、ドリルスタイルの学習はタブレット端末の教材を用いることでいわゆる「丸つけ業務」の軽減を行うほか、不登校や体調の問題で学校に来られない生徒の授業へのオンライン参加やコミュニケーションを可能にするなどの対応を行うのが良いと考えます。

その上で先生方による、きめ細かな学習指導や、新しい学習内容の習熟を行うことで、結果的に学力の向上へとつながることが期待できます。

②部活動について

また、各学校の在籍人数が減っているために部活動などの課外活動の選択肢が限られている状況があるかと思います。
子どもたちにとっては学習以外にも、スポーツや文化に触れる機会は重要で、住んでいる地域によって大きな格差が出ることは望ましくありません。

地域のクラブチームや団体と連携することで、コーチを派遣したり、あるいは近隣の学校同士で合同でチーム編成を行うなどの工夫をすることで、子どもたちの学力以外の学びの場を維持していく努力が求められています。

私は教育の分野においては、いわゆる偏差値的な学力の向上とともに、そういった指標で図ることのできない、技術や生活に繋がっていく知識の向上の2つの課題があると考えています。

その2つの要素を学校だけの問題として扱うのではなく、特に後者の問題は地域全体で担っていくことが、価値観が多様化する現代の教育のあり方に寄与するものと考えています。

選挙戦も今日ふくめ残り4日、皆様の応援をいただきますよう、よろしくお願いします!