原子力災害時における石巻広域避難計画及び津波ハザードマップに関する住民説明会
昨日の夜は「原子力災害時における石巻広域避難計画及び津波ハザードマップに関する住民説明会」がまきあーとテラスにて行われ、参加してきました。
ハザードマップは少しずつ見やすいものになっては来ていますが、それでもこれが直接住民の皆さんの命を守る行動につながるのに十分なツールなのかというと、まだまだ至らない点が多いのかなと思います。
いざ災害が起きた時のその場からの避難方法については、今年から公開された「まちづくりマップ」
https://www2.wagmap.jp/ishinomaki-sp
を活用して欲しい、ということでしたが現状では緊急時に慌てて検索できるような作りにはなっておりません。
同時に各地域において「地域防災計画」を個別に策定していくため、また現在指定されている公共の避難ビルなど以外にも民間の建物を活用していくための市からの助言や仲介は積極的に行っていくことなどが紹介されました。
原子力災害時の避難計画については、
・自然災害との複合災害になることが予想されるにも関わらず、自然災害時の「原則徒歩避難」と原子力災害時の「各個人が車で避難」という方針が混在していること
・避難先が居住地によってバラバラで混乱時に統制が全く取れなくなることが予想されること
・離島半島部からの避難にも入院している方も介護施設に入所してる方も、多くの方の避難にヘリ輸送が適応される計画になっており、リソースが全く足りない
など…実装的な計画となるための道のりからはまだまだ遠いように感じます。
本日は18時半から遊学館でも説明会が行われる他、10月14日まで各地域で行われますので、ぜひ足をお運びください。(写真参照)