映画「生きる」上映会に参加しました

まきあーとテラスで行われた、大川小学校の津波裁判記録映画「生きる」の上映会にお邪魔しました。

74名もの生徒が亡くなってしまった大川小学校の裁判については、今まで報道以上のことはよくわからずにいましたが、震災後の説明会から裁判に至った経緯や、原告の皆さんの思いなどを知ることができてとてもよかったです。



映画を見ている間はずっと「責任の取り方」について考えていました。
2011年当時からの石巻市による遺族説明会の様子が多く映されていましたが、それを見るに当時の石巻市の行政トップのあり方はやはりお粗末だったように思います。
しかし、10年前の石巻ではもしかしたらこのような体制が行政だけでなく、地域の中でもよくある話だったのでは…?と思いました。



そこから震災を経験し、体質が変わった組織もあるし、方や変わっていない組織もたくさんあるのだろうと思います。
しかし、震災という計り知れない犠牲を払ったことで地域全体がより良い方向に向けて変わっていると信じたいですし、ますますそれを加速させていく絶え間ない努力が必要なのだ、と感じました。



裁判については、地元の中でもさまざまな意見があると思いますが、私もサンファンの裁判を通じて、先行きもわからず、多くの逆境の中で強い心を保ち続けながら進み続けることの困難さを実感しています。
お子様を亡くされる、というだたでさえ辛い体験をした上でこの事実を積み上げてきたこと自体が、大変な勇気を持った行動であったのだろうと感じました。

「学校が、子どもの命を落とす場であってはならない」という言葉がもっとも重い教訓として、石巻のみならず日本中の教育に携わる現場で生かされていくことを望みます。

地域活動

Posted by TokoMariko